ちょっとしたスキマ時間でお金を稼げたらなぁ……なんて考えたこと、ありませんか?
そんなときに「ポイ活」って言葉がちらっと目に入ると、つい気になってしまいますよね。
アプリを開いてクリックしたり、レシートを撮って送ったり、日常のちょっとした行動がお金につながるって、なんだか夢がある感じがします。
でも実際のところ、「ポイ活」って副業として成立するものなんでしょうか?
月に10万円なんて稼げるんでしょうか?
今回は、ポイ活歴3年目の私が、リアルな体験を交えながら、そのあたりを深堀りしていきます。
ポイ活は副業になる?
一見お手軽なようで、じつは奥深いポイ活の世界。
正直に言うと、始めたばかりのころは「毎月数万円くらいなら余裕でしょ」なんて軽く思っていました。
でも、いざやってみると現実はそう甘くありません。
コツコツ続けていれば、月に数千円〜1万円程度は比較的現実的。
でも、「副業」と呼ぶにはちょっと物足りないと感じる人が多いかもしれません。
特に、「時間をかけた分だけ成果が見える」というタイプの作業が好きな人には、ポイ活はちょっとじれったく感じる可能性もあります。
もちろん、やり方次第ではもっと稼げる場合もあります。
たとえば、高額ポイント案件にチャレンジしたり、友人紹介制度をフル活用したりすれば、1万円超えも夢じゃない。
ただ、どれも一発限りの“打ち上げ花火”のようなもの。継続的な副収入として成り立たせるのは、なかなか難しいのが本音です。
ポイ活で月10万円稼ぐのは難しい!
SNSでは「月10万円達成しました!」というポストも見かけますが、そういう人たちって、かなりの猛者です。
やっている内容を見ると、案件を複数掛け持ちしたり、日々のスケジュールを分刻みで管理していたり、ちょっと普通の人には真似できないようなライフスタイルだったりします。
私は一時期、「どうにかして月5万円を目指そう」と思い立って、毎日1〜2時間ほどポイ活に時間を割いていました。
具体的には、ポイントサイトでクレジットカードを発行したり、無料トライアルのサービスに登録したり、歩数を記録するアプリを3つ同時に起動したり……。
ありとあらゆる手を使ってみたんです。
だけど、毎月安定して入ってくるのは1万円前後。
うまくいった月でもせいぜい2万円くらいが限度でした。
たまに高額案件がポンと入ると3万円台に乗ることもありましたが、それが継続するわけではないんですよね。
「副業」というからには、もう少し再現性や安定感が欲しいところ。そ
こが、ポイ活の限界かもしれません。
それでもポイ活には価値がある。やり方次第で楽しめる世界
じゃあ、ポイ活って意味ないの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
むしろ、「ちょっとしたお小遣い稼ぎ」や「節約意識を高めるツール」としては、めちゃくちゃ優秀だと思っています。
たとえば、普段の買い物をただするだけじゃなく、ポイントが付くタイミングに合わせて日用品をまとめ買いしたり。
スーパーで買う前に、ポイントがつくアプリをチェックしてみたり。
こういうちょっとした工夫だけで、1ヶ月の出費がグッと減るんです。
私自身も、ポイ活を通して「無駄な出費に気づく力」がついた気がします。
以前はなんとなく買っていたものも、ポイントが絡むかどうかで「本当に必要かな?」と一歩立ち止まって考えるようになりました。
つまり、ポイ活は「稼ぐ」というより「整える」もの。生活やお金に対する感覚を見直すきっかけにもなるんです。
それに、ちょっとした達成感があるのも、ポイ活の良いところ。
アプリで今日の目標歩数を達成したときなんか、ちょっとしたご褒美をもらえたような気分になります。
ポイ活に向いている人
いろんなスタイルのポイ活があるなかで、「このタイプの人はうまくいくかも」と感じるパターンがあります。
ひとつは、細かい作業をコツコツ続けられる人。
アプリのインストールやタスクの処理、アンケートの回答など、地味な作業が多いので、根気強く続けられる人には向いていると思います。
もうひとつは、タイミングに敏感な人。
高額案件って、わりと一瞬で終了することが多いので、チャンスを見逃さずに動ける人はポイントをどんどん増やしていけます。
私も一度だけ、超高額の証券口座案件をタイミングよく申し込めて、1件で1万5千円分のポイントをゲットしたことがありました。
ただし、キャンペーン条件をきちんと読まずに申し込んで、後からポイント対象外だったと気づいてガッカリしたことも……。
そういう失敗も含めて、経験が活きてくるのがポイ活なんだと思います。
「副業」としてポイ活を選ぶ前に知っておきたいこと
最後にひとつだけ、伝えておきたいことがあります。
それは、「ポイ活はお金を稼ぐ手段だけど、時間と労力もちゃんとかかる」という点です。
SNSのキラキラした投稿だけを見て「簡単に稼げるんだ!」と思って飛び込むと、たぶん挫折します。
それよりも、「どうせスマホいじってる時間を、ちょっとでも有効活用できたらいいな」くらいのスタンスで始めると、続けやすいし疲れにくいです。
私も、今では1日15分くらいポイ活に時間を使って、月に数千円のお小遣いをコツコツ貯めています。
そのお金でスタバの新作を飲んだり、ちょっとした本を買ったりするのが、最近のちょっとした楽しみだったりします。
最初から月10万円を目指すのではなく、自分のペースで楽しむこと。
それが、ポイ活と上手につき合うコツなのかもしれませんね。
まとめ
ポイ活は、ちょっとした工夫と継続で確かにお小遣い程度の収入にはなります。
でも「副業」として月に10万円を安定して稼ぐのは、かなりハードルが高いのが現実です。
それでも、日常の無駄を見直したり、生活にちょっとした達成感をプラスしたりするには、とても良い手段です。
大事なのは「稼ごう」と力みすぎず、楽しみながらコツコツ続けること。
ポイ活は、暮らしをちょっと豊かにしてくれる、そんな存在なのかもしれません。
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