地域に根ざした仕事づくりで注目を集めている友廣裕一さん。
名前は聞いたことがあるけれど、どんな人なのかまでは知らないという方も多いかもしれません。
実際、わたしも最初は「なんとなくすごそうな人」という印象でしたが、調べていくうちに、いろんな意味で“動く人”だということがわかってきました。
今回は、友廣裕一さんの学歴や経歴、そしてプロフィールを、わたし自身の感想も交えながら詳しく紹介していきます。
友廣裕一の学歴について
まずは学歴から見ていきましょう。
どんな背景が今の活動につながっているのか、気になります。
出身は大阪府、大学は早稲田
友廣裕一さんは大阪府の出身です。
関西の空気感って、やっぱり人懐っこさとか柔らかさがある気がしていて、彼の話し方や接し方にもその雰囲気があるんですよね。
大学は、早稲田大学商学部を卒業しています。
早稲田といえば、言わずと知れた名門。
しかも商学部ということで、ビジネスや経済を体系的に学んだのでしょう。
なんとなく“地域づくり”とか“まちおこし”って文系の中でも文化や社会学寄りのイメージがあったので、商学部出身と聞いたときにはちょっと意外でした。
ただ、それが実際の活動に活きているんだろうなと。
現場の声を聞きながら、ビジネスとしても成り立たせる視点。
理想だけじゃなく、継続できるしくみを考えてきた背景には、きっと大学時代の学びがあるんだろうなと感じます。
友廣裕一の経歴
早稲田卒業後の進路がまたユニークで、ここから友廣裕一さんの“人生の旅”が本格的に始まったようです。
農山漁村をめぐりながら、人の暮らしを見つめる
大学を卒業してからすぐ、就職するのではなく日本各地の農山漁村をまわる旅に出たそうです。
その数、なんと70地域以上。
普通は、いったん企業に入ってから地方との関わりを模索する人が多い印象ですが、友廣裕一さんはその逆。
いきなり現地に足を運んで、人の暮らしにどっぷりつかっていったわけです。
実際に旅をしたことがある方ならわかると思いますが、観光じゃなくて“暮らし”を見るって、めちゃくちゃ地道なんですよね。
その土地でどんな食べ物がとれて、どんなリズムで一日が流れていくのか。祭りの準備に参加したり、お年寄りの話を聞いたり。そういう積み重ねが、今の活動の芯をつくっているのかもしれません。
一般社団法人つむぎやの設立
そして、2011年の東日本大震災。
この出来事が、友廣裕一さんの方向性をさらに明確にしていくことになります。
震災後、宮城県石巻市の牡鹿半島に入り、地元のお母さんたちと一緒に立ち上げたのが「一般社団法人つむぎや」。
この動きが、友廣裕一さんのキャリアの大きな転機となりました。
牡鹿半島は、津波の被害が大きかった地域のひとつ。
そんな場所で、ただ支援する側として関わるのではなく、現地の人と“ともに仕事をつくる”という姿勢をとったのが印象的です。
具体的には、「ぼっぽら食堂」という弁当屋さんの運営や、鹿の角を使ったアクセサリーブランド「OCICA(オシカ)」の立ち上げなど。
名前からして地元愛がにじみ出てますよね。こういうネーミングセンス、個人的にめっちゃ好きです。
わたしが特に感動したのは、鹿の角を使ったアクセサリーのプロジェクト。
牡鹿半島って、鹿がたくさん生息している地域なんですが、増えすぎた鹿による農作物被害が問題にもなっていたそうなんです。
その“困りごと”を、逆に“価値あるもの”として活かすという発想。
こういう視点の転換こそ、地域づくりに必要なセンスなんだと思います。
地域の人が幸せになる仕事をつくる
友廣裕一さんの活動を貫いているのが、「地域の人が幸せになる仕事をつくる」という考え方。
これ、シンプルだけどめちゃくちゃ難しいことだと思うんです。
都会で成功したビジネスモデルをそのまま地方に持ち込んでも、なかなかうまくいかない。
だけど、地元の人と一緒に考えて、土地の強みを活かしながら、新しい価値をつくりだす。
それをずっと実践しているのが、友廣裕一さんなんですよね。
わたし自身も地方出身なので、都会から来て“何かしてやろう”というスタンスより、一緒に悩んで、楽しんでくれる人がいると、本当に心強いと感じます。
そういう存在って、なかなかいないんですよ。
友廣裕一のプロフィール
友廣裕一さんは、1984年に大阪府で生まれました。
早稲田大学商学部を卒業後、日本全国70以上の農山漁村を訪ねる旅に出て、各地の暮らしに寄り添いながら、人々の想いや生き方を学びました。
その経験をもとに、地域の人々と共に新たな仕事を創出する活動を展開しています。
現在は、一般社団法人つむぎやの代表を務めるほか、合同会社シーベジタブルの共同経営者として海藻の陸上養殖事業に取り組んでいます。
また、一般社団法人まちライブラリーの理事や、島根県雲南市の地方創生アドバイザー、コミュニティナースカンパニーのディレクターなど、多岐にわたる役割を担い、地域と都市、そしてアジアをつなぐ幅広い活動を行っています。
まとめ
ここまで見てきたように、友廣裕一さんは学歴も経歴も、すべてが“地域に根ざした仕事”に繋がっているように感じます。
最近では、地方と都市の多拠点生活をしながら、さまざまな地域プロジェクトに関わっています
。単にイベントや企画に関わるだけではなく、地元の人たちと日常を共にするスタイルが特徴的です。
オンラインとオフラインの境界もゆるやかになってきた今、こういう関わり方がもっと広がっていくといいなと感じます。
今後の動きにも注目していきたいですね。
個人的には、また新しい土地で、どんな「仕事づくり」が生まれていくのかがとても楽しみです。
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