平成エンタープライズの社長・田倉貴弥さんを見て「この人、どんな人生を歩んできたんだろう?」と純粋に気になってしまい、深掘りしてみることに。
なんとなくバス会社の社長って、堅苦しい人なのかなと思っていたけれど、実際はまったく違いました。
どちらかというと、現場の声を大切にする“町のリーダー”的な存在。
あの落ち着いた口調と柔らかい雰囲気は、従業員からも信頼されているんだろうなと、画面越しに感じ取ることができました。
今回は、田倉貴弥さんのこれまでの歩みや、気になる年収、そしてご家族についても調査。
ビジネスの世界に興味がある人はもちろん、人生のヒントがほしい方にも参考になる内容だと思います。
平成エンタープライズ社長・田倉貴弥の経歴とは?
平成エンタープライズ 5555
イオンモールナゴヤドーム前シャトルバス前々から気になっていた元阪急のPK-HR
モケットも当時のままで👍 pic.twitter.com/kQMrC4gRXB— 城陽 (@cotteri_mitm) May 23, 2024
まずは、田倉貴弥さんのルーツから見ていきたいと思います。
プロフィールをざっと見るだけでも、かなり濃い人生を歩んできたことがわかります。
1965年7月19日生まれで、出身は東京都。
現在59歳(2025年4月時点)です。
高校は途中で中退されていますが、これは家庭の事情が関係していたそうです。
なんと、実家の会社が倒産してしまったとのこと。
普通ならそこで心が折れてしまいそうなものですが、田倉さんはすぐに働く道を選びました。
その後は佐川急便でセールスドライバーとして働くことになります。
ここでの経験が、のちの起業精神につながっていくんですね。
朝も早く、夜も遅い。
それでも辞めずに続けたのは、きっと「いつかは自分の力で何かを成し遂げたい」という強い想いがあったからだと思います。
しかし、過労で体を壊してしまい、やむを得ず退職。
その後、中古バスを1台購入して事業をスタートします。
この時の資金が800万円。
決して少ない金額ではありませんが、1台のバスを使って会社を立ち上げるなんて、普通の発想じゃないですよね。
1992年には「平成自動車交通」という名前で法人化。
そして1994年には、現在の「平成エンタープライズ」に社名を変更しています。
個人的にはこのスピード感にも驚きました。
普通、事業を軌道に乗せるにはもっと時間がかかると思っていたので、田倉さんの行動力には脱帽です。
平成エンタープライズってどんな会社?
「VIPライナー」の名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。
私も実は何度か利用したことがあります。
とくに大阪〜東京間で夜行バスを使った時、乗り心地の良さと女性専用シートの安心感に感動しました。
このVIPライナーを運営しているのが、平成エンタープライズなんです。
本社は埼玉県志木市にあり、高速バス事業だけでなく、旅行、宿泊、飲食、不動産、フィットネス、そして地域活性化まで幅広く展開しています。
中でも私が驚いたのは「いちご農園」まで運営していること。
加須市にある「ベリーベリーベリー」では、いちご狩り体験ができるそうで、観光と地域貢献を兼ねた事業なんですね。
社長自ら、都市と地方の架け橋になろうとしている姿勢に、胸を打たれました。
それぞれの事業が“暮らしの延長線上”にあるという点も印象的です。
交通インフラを軸にしながらも、「生活を豊かにする」ことに焦点を当てているあたり、本質的な経営ができていると感じました。
社長の年収ってどれくらい?実際に調べてみた
では、本題の年収について。非上場企業ということもあり、田倉さん自身の年収については公表されていません。
でも、事業規模や資産背景からある程度の予測はできます。
高速バスだけでなく、宿泊・飲食・不動産まで幅広く手がけているため、売上規模はかなりのものと考えられます。
経営者としての役員報酬も、同規模の中小企業社長と比較しても数千万円はあるとみて間違いないでしょう。
仮に年間売上が数十億円規模と想定すれば、役員報酬はおおよそ3000万円〜5000万円程度というのが現実的なラインかもしれません。
とはいえ、田倉さんがそれを“贅沢”のために使っているかといえば、むしろ逆。
テレビやインタビューでの姿を見る限り、高級ブランドを身につけていたり、派手なライフスタイルを公にしている様子は見られません。
個人的には、「会社に還元する」意識のほうが強い方なのでは?と感じました。
社員の労働環境改善に投資したり、新規事業に積極的にチャレンジしたりと、お金の使い方に経営者としての哲学がにじみ出ています。
家族構成は?田倉貴弥さんの素顔に迫る
結婚しているかどうかについては、はっきりとした情報は見つかりませんでした。
ただ、59歳という年齢と、会社設立から今に至るまでの長い道のりを考えると、家庭を持っていても不思議ではないですよね。
表舞台に家族が登場することはないものの、こうした経営者の背景には、きっと支えてくれる存在があると思います。
個人的には、家族ぐるみで会社を支えてきたような、温かいストーリーがあるんじゃないかなと想像しています。
社長という立場上、あえてプライベートを伏せているのかもしれませんが、そのぶん“経営を通して自分の人間性を見せていく”というスタイルが、逆に好感を持たれている理由なのかもしれませんね。
まとめ
今回いろいろ調べて感じたのは、田倉貴弥さんは“上から指示を出す社長”ではなく、“一緒に汗をかくタイプの経営者”だということ。
事業の立ち上げ時からドライバーとして現場に立っていた経験が、今の会社づくりに活きているのだと思います。
年収や経歴、そして家族構成にいたるまで、情報が少ないぶん、想像を掻き立てられる魅力があります。
でも、表に出てくる情報の一つひとつから感じ取れるのは、人を大切にし、時代に応じて柔軟に変化できる力。
これからも注目していきたい人物ですし、次にバスに乗るときには「この会社、こんな人がつくったんだ」と思いながら乗ってみたくなりました。
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