副業として声優に挑戦したいと思ったとき、真っ先に浮かぶのは「どんな道具を用意すればいいんだろう?」という疑問ではないでしょうか。
やる気はあっても、機材のこととなると専門的に感じてしまい、なかなか一歩を踏み出せないという声も多く聞きます。
実際、私も最初はどこから始めれば良いのか分からず、ネットで情報をかき集めながら少しずつ機材を揃えていきました。
この記事では、初めて副業声優として活動する方が、必要な道具を無理なく揃えるための具体的な内容をお届けします。
副業声優に必要な機材とは?
副業声優に必要な機材とは?最初に揃えるべき道具と予算を紹介してます。
マイク選び
副業声優としてスタートする際に一番最初に必要になるのがマイクです。
マイクによって音質が大きく左右されるため、ここでの選択はとても重要だと感じています。私も最初に選んだのはUSB接続のマイクでした。
理由はとてもシンプルで、オーディオインターフェースがなくてもパソコンに直接接続できるからです。
USBマイクでも、ノイズが少なくクリアに声を拾ってくれるモデルはたくさんあります。
最初からプロ向けの高価なコンデンサーマイクを買う必要はありません。
まずは1万円以内で購入できるUSBマイクで、自分の声の録り方や、距離感、音質の特徴などを把握していくと良いと思います。
最初はそこからスタートして、後から必要に応じてグレードアップしていきました。
オーディオインターフェース
USBマイクでスタートしても、少し本格的にやりたいと考えるようになると、オーディオインターフェースの導入を検討することになります。
これはマイクの音をより高音質でパソコンに取り込むための機材です。
正直、初めて見たときは「これ、本当に必要なの?」と疑問でした。
でも実際に使ってみると、音の厚みやノイズの少なさに驚いたのを覚えています。
オーディオインターフェースは1万円から2万円程度で購入できるものが多く、使い方もそれほど難しくありません。
特に、XLR接続のコンデンサーマイクを使うようになったときには必須の機材になります。
副業で声優をやる上でも、ある程度の音質を求められる環境なら、導入する価値は十分あると思います。
ヘッドフォン
録音の際に欠かせないのがヘッドフォンです。
これはただ音を聴くためだけではなく、録音時のノイズや雑音に気づくための重要な役割があります。
最初は普段使っているイヤホンを使っていましたが、録音した音声を後で確認すると、細かいノイズに気づかず納品後に指摘を受けてしまったことがあります。
スタジオモニターヘッドフォンと呼ばれるタイプのものは、音をフラットに再現してくれるので、録音時の確認にぴったりです。
高価なものでなくても、5,000円前後で十分実用的なモデルが手に入ります。
音の細部までしっかり聴き取れるようになると、演技のニュアンス調整や編集のクオリティもぐっと上がります。
音声編集ソフト
マイクやインターフェースを揃えたら、次に必要になるのが録音・編集用のソフトウェアです。これは無料のものでもかなり使えるものがあります。
初めて使ったのは「Audacity」というフリーソフトで、これがとても優秀でした。
録音から簡単なノイズ除去、音量調整まで対応できるので、初心者でも扱いやすいです。
慣れてくると「もっと細かく調整したい」「エフェクトをかけたい」といった欲が出てくると思います。
そのときには「Adobe Audition」や「Reaper」といった有料ソフトへのステップアップもおすすめです。
ただ、いきなり有料ソフトを買わなくても、まずは無料のソフトで編集に慣れるのが一番です。
副業の範囲であれば、フリーソフトだけでも十分対応可能だと実感しています。
初心者向け!Audacityの使い方と録音・編集の基本操作>>
録音環境
意外と見落とされがちなのが、録音する部屋の環境です。
せっかく高性能なマイクを使っても、外の騒音や部屋の反響が入ってしまっては意味がありません。
最初は何も考えずに録音していたので、声が響いて聞きづらいと言われたことがありました。
本格的な防音室を作るのは費用的にも難しいので、まずは布団やカーテン、本棚などを活用して簡易的な録音スペースを作るところから始めてみると良いです。
毛布を吊るしたり、マイクの周囲にクッションを置いたりするだけでも音の反響がかなり軽減されます。
身近な工夫で録音環境は大きく変えられますので、ぜひ試してみてください。
自宅でできる防音対策|簡易ブースの作り方とおすすめグッズ>>
副業声優に必要な道具と予算
こちらに、記事内容に基づいた「副業声優に必要な道具と予算」の表を作成しました。
ブログ記事に自然に組み込めるよう、親しみやすくシンプルにまとめています。
道具名 | 目的・役割 | 初期費用の目安 |
USBマイク | 声をクリアに録音するための基本機材 | 約8,000円 |
ヘッドフォン | 録音時のモニタリング・編集チェック用 | 約5,000円 |
防音・吸音対策(毛布やクッションなど) | 録音環境を整えてノイズを減らすため | 数千円〜 |
録音・編集ソフト(Audacityなど) | 音声の録音や編集を行うツール | 無料(または有料で数千円〜) |
パソコン(既に所持している前提) | 録音・編集作業を行うための作業環境 | 追加費用なし |
コンデンサーマイク+オーディオIF(後から導入) | より高音質を目指すためのステップアップ機材 | 約20,000円〜30,000円 |
さて、ここまでで紹介してきた機材を揃えると、どれくらいの予算が必要になるのかが気になるところだと思います。
実際に初期投資としてかけた費用はおおよそ3万円程度でした。
USBマイクが8,000円、ヘッドフォンが5,000円、簡易的な防音対策に数千円、そしてパソコンに元から入っていたフリーソフトを使っていたので、追加の費用はほとんどありませんでした。
その後、仕事が増えてきたタイミングでコンデンサーマイクやオーディオインターフェースを導入し、予算は5万円を超えるくらいになりましたが、段階を踏んで機材を整えていけば、負担なく続けられると思います。
最初から完璧を目指す必要はなく、徐々に自分に合ったものを見つけていく過程も楽しみのひとつだと感じました。
副業として声優を始めるときに大切なのは?
副業として声優を始めるときに、どうしても「ちゃんと揃えなきゃ」と気負いがちですが、完璧を求めすぎずにまずは始めてみることが何より大事だと思います。
マイク1本とノートパソコンだけで練習を始め、そこから小さな案件を受けるようになり、少しずつ環境を整えてきました。
最初は不安や疑問が多いと思いますが、実際にやってみると楽しい発見や成長がたくさんあります。
機材に詳しくなくても、必要なものを少しずつ揃えていけば、誰でも副業声優としての一歩を踏み出すことができます。
まとめ
この記事を読んで、副業声優に必要な機材や予算についてのイメージが少しでも掴めたら嬉しいです。
声優を目指したとき、最初は分からないことだらけで、本当にこれで良いのかと不安ばかりでした。
でも、少しずつ道具を揃えていく中で、気づけば録音や編集が楽しくなり、自信もついてきました。
声優という仕事は、声だけで物語を届ける魅力的な世界です。
そしてそのスタートラインに立つために必要なのは、ほんの少しの勇気と、最低限の機材だけです。
この記事がそのスタートを後押しできたなら、とても嬉しく思います。
声の仕事に興味があるなら、まずは一歩踏み出してみてください。
そこから、新しい世界がきっと広がっていきます。
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