北海道出身の女優・古村比呂さんは、数々のドラマや映画に出演し、NHK朝ドラのヒロインを務めたことでも知られています。
近年は病と闘いながらも女優業を続け、その姿に励まされる人も多いです。
今回は、古村比呂さんの学歴や学生時代のエピソード、女優を志すまでの道のりを、当時の背景や本人の思いとともに掘り下げて紹介します。
古村比呂の出身高校どこ?学歴紹介
古村比呂さんのデビューシングルです。彼女はこの曲のみを出していています。主演の映画の主題歌になりました。曲と振り付けが大人っぽい一曲です^_^
『VIRGIN BOY』(古村比呂さん)https://t.co/WgVvkG7oPr#古村比呂#virginboy#80年代アイドル pic.twitter.com/h2JDHIh5ws— くろ (@mebius5501) September 4, 2023
古村比呂さんが通っていたのは、北海道立札幌啓成高校です。
1966年に開校した道立の共学校で、自由な校風で知られています。
現在の偏差値は56〜61ほどですが、古村比呂さんが入学した頃は今よりもレベルは落ち着いており、受験戦争のプレッシャーも今ほど強くなかったそうです。
札幌啓成高校に進学した直後、古村比呂さんはようやく受験から解放され、再び大好きなクラシックバレエに打ち込もうと考えていました。
しかし家計の事情から「姉と二人分のバレエを続けさせる余裕はない」と両親に告げられ、バレエをやめることになります。
この時のことを後年のインタビューでも振り返っており、当時の複雑な気持ちがにじみ出ていました。
制服がなく私服登校だったため、手作りの服を着て登校していたというエピソードも印象的です。
自由な校風は古村比呂さんにとって心地よく、同級生にはタレントのヒロ福地さんやシンガーソングライターの佐木伸誘さんといった後の芸能人もいました。
放課後はソウルやゴスペルを聴き込み、音楽にも強く惹かれていた時期です。
高校生の頃、テレビドラマ「おしん」を見て女優への憧れが芽生えます。
本人はアイスクリーム好きでも知られ、当時は食後にほぼ毎日のように食べていたそうで、そのあたりの“甘いもの好き”な一面も変わらず残っています。
中学・小学校時代の古村比呂
古村比呂さんは、江別市立大麻中学校の出身です。地元北海道江別市の公立校で、偏差値は特に設定されていません。
同じ中学には、後に芸能界で活動するヒロ福地さんも通っており、当時から同級生でした。
中学時代はソフトボール部に所属し、ピッチャーを務めています。
部活動に熱中する一方で、クラシックバレエも続けていました。
中学2年の頃には初恋を経験し、バレンタインデーにチョコレートを渡すという青春らしいエピソードもあります。
さらに遡ると、小学校は江別市立大麻西小学校に通っていました。
両親と姉の4人家族で、父親は教師をしていたそうです。
姉とは性格が正反対で、古村比呂さんは内気で人見知りが激しい子供だったとのこと。
姉の影響で5歳からクラシックバレエを習い始め、一度も休まず通い続けるほど熱心でしたが、発表会では緊張して思うように動けなかったこともあったようです。
読書好きな一面もあり、小学校の通知表には「もっと意見を述べましょう」と書かれたことがコンプレックスになったといいます。
幼少期からの内気さや真面目さが、その後の役作りにも活きているのかもしれません。
北海道で育った人は、のびのびとした自然や地域のイベントが生活の一部になっています。
古村比呂さんも、子供の頃は姉とさとうきびや蟹の早食い競争をして遊ぶなど、豪快なエピソードを持っています。
このあたりのギャップが、内気な性格と外向的な瞬間の両方を持つ、独特の魅力になっているように感じます。
大学進学から芸能界入りまで
高校卒業後は、養護教諭の資格が取れる地元の短期大学に進学します。
しかし入学直後の授業で、養護教諭になることへの不安が芽生えます。周囲の学生がやりたいことを明確に持っているのに対し、自分は何をしたいのかが見えなかったと語っています。
そのまま教員になる自信が持てず、留年が決まった段階で両親に相談し、1年間の休学を決意。
この間、洋服店でアルバイトをしながら将来を模索していました。その時に偶然スカウトされ、札幌市営地下鉄のポスターのモデルとして初仕事を経験します。
この出来事が転機となり、札幌を拠点にローカルタレントとして活動を開始。
やがて1985年、東映映画『童貞物語』のヒロインに抜擢されます。当時20歳という若さでの大役でした。
その後、1987年にはNHK朝ドラ「ちょっちゃん」のヒロイン役で全国的な注目を浴び、一気に女優としてのキャリアを確立します。
両親からは「役者向きではない」と反対され、仕送りも受けられなかったそうですが、それでも夢を諦めず活動を続けた強さが際立っています。
古村比呂のプロフィール紹介
古村比呂さんは1965年11月24日生まれで、出身地は北海道江別市大麻です。
出生地については、網走郡美幌町と伝えられることもあります。
2025年8月2日時点で59歳、血液型はO型、身長は160cmほどで、星座は射手座です。
幼少期から温かい家庭で育ち、父親は教師を務めていました。
家族構成は両親と姉、古村比呂さんの4人家族とされています。
女優としての歩みと現在
主演作は多くないものの、脇役やゲスト出演で数々の作品に彩りを加えてきた古村比呂さん。
1992年には俳優の布施博さんと結婚し、大きな話題になりましたが、2009年に離婚。
その後はシングルマザーとして子育てをしながら仕事を続けています。
近年は癌との闘病を公表しつつもドラマ出演を果たし、その姿は同じ病と向き合う人々の大きな励みになっています。
私も病を抱えながら仕事を続ける人を見ると、その背景にある努力や葛藤を想像して胸が熱くなります。
古村比呂さんの生き方は、ただの芸能ニュース以上に、人としての在り方を考えさせられるものがあります。
まとめ
こうして振り返ると、古村比呂さんの学歴や経歴は、単に学校名や進路の一覧では語りきれない深みがあります。
北海道の自然の中で育ち、家族や部活動、バレエの経験が彼女の基礎を作り、その後の進路選択や女優業に影響を与えてきました。
高校や短大での選択と迷い、そして偶然のスカウトが重なり、今の古村比呂さんを形づくったのだと思います。
この先も、その芯の強さと柔らかさを兼ね備えた演技を見られることを期待したいです。
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