最近、「おてつたび」というユニークなサービスに出会って、興味津々になっています。
そのサービスの立ち上げ人である永岡里菜さんがどんな人なのか、ますます知りたくなりました。
メディアへの露出も増え、地方創生に関わる若き起業家として注目されている存在です。
今回はそんな永岡さんの学歴や経歴、プロフィールまで深掘りしてみました。
永岡里菜のプロフィール
第532回 【ReHacQコラボ】2030年未来をつくるベンチャー特集
3社目は、株式会社おてつたび 代表取締役CEO 永岡 里菜 氏お手伝いと旅を掛け合わせた
人材マッチングサイトhttps://t.co/LREIpzFN05#モーニングピッチ pic.twitter.com/ChmH5F4qfT— Morning Pitch/モーニングピッチ (@morning_pitch) February 26, 2025
初めて「おてつたび」という言葉を耳にしたとき、「どういう仕組み?」と正直ピンときませんでした。
でも実際に調べてみると、旅と仕事を組み合わせた新しい形のサービスだったんです。
この斬新なアイディアを実現させたのが永岡里菜さん。
1990年生まれで、2025年現在は35歳とのこと。
出身は三重県尾鷲市。
地方の小さな町で育ったことが、地域貢献に対する思いや価値観を育てたのかもしれません。
特に印象に残ったのは、永岡里菜さんが目立つ存在になることよりも、「地域と人をつなぐ」ことを第一に考えている姿勢。
そういう生き方に惹かれる人も多いのではないでしょうか。
永岡里菜の学歴と学生時代
どんな学びを積んできたのかを知ると、今の活動にどうつながっているかが見えてきます。
永岡さんは千葉大学教育学部を卒業しています。
教育という分野に関心を持っていたということは、人との関わりや社会の仕組みに対して早くから興味があったのかもしれません。
永岡里菜さんが教育学部に進んだ理由は、子どもたちの成長だけでなく、「人が学ぶ場」に可能性を感じていたからという話もあるようです。
学生時代は観光業に関心を持ち、実際に国内外の地域に足を運んでリサーチをしていたとのこと。
地域を歩き、人と話し、肌で感じたことを大切にしてきた姿勢が、今の事業にも通じているのでしょう。
学歴の情報からは一見「観光」とは遠い印象を受けるかもしれませんが、学び方そのものが実践的だったと感じます。
千葉大学教育学部
千葉大学教育学部は、教育界で広く活躍できる指導的人材の養成を主な目的としています。
学部そのものが総合大学であると言われるほど、多彩な専門分野のスタッフが教育者の育成に力を注いでいます。
卒業後に目指す進路に応じて、七つのコースが設けられています。
また、教育学部では、総合型選抜入試、私費外国人留学生選抜入試、一般選抜入試を実施しており、出願に際しては、各募集要項をよく確認することが求められます。
永岡里菜の経歴と「おてつたび」立ち上げまで
現在放映中の「情報ライブ ミヤネ屋」にて、おてつたび取上げて頂いております📺🎒🎉
まだGWに向け、募集が増える予定ですので、ぜひ気になる方は、マイページ登録頂けますと幸いです☺️✈️https://t.co/IL0SEDh56O
人手不足で困っている地域の事業者さんも募集中です🧑🌾🏠https://t.co/g6TvdNHV95 pic.twitter.com/v02S0U52kk
— 永岡 里菜@おてつたび代表 / 採用強化中🔥 (@rina_owase) April 7, 2025
サービスの立ち上げまでの道のりには、試行錯誤がたくさんあったようです。
大学を卒業後、永岡さんは観光業に携わる道へ。
一般企業での勤務を経て、2018年に「おてつたび株式会社」を設立します。
「おてつたび」のアイデアは、実際に地方の現場で人手不足の悩みを聞いたときにひらめいたそうです。
一見、観光と労働の組み合わせは違和感があるかもしれません。
でも、「旅行者が地域で短期的に働くことで交流が生まれる」というコンセプトは、実に理にかなっていると感じました。
最初は協力者も少なく、資金面も不安定で苦労が絶えなかったとか。
でも、そこで諦めなかったのが永岡さんのすごいところです。
自分の足で地域を回り、声を聞き、信頼を一つ一つ積み重ねてきたとのこと。
だからこそ、現在では1300以上の事業者と連携し、全国で「おてつたび」が利用されるまでに成長したのでしょう。
自分も地方出身なので、地域に新しい風が吹くのはすごく嬉しいことです。
サービスが広がるまでの苦労
軌道に乗るまでには、見えない努力が山のようにあったそうです。
例えば、働く場所の安全性や労働条件の整備、旅行者と事業者のミスマッチなど、ひとつひとつ課題を乗り越えてきたとのこと。
起業当初から「ビジネスとして成立するのか?」という声も多くあったとか。
でも、その疑問に正面から向き合い、試行錯誤の中でモデルを作り上げてきたそうです。
こういったエピソードを聞くと、サービスの裏側にある人の熱意を感じて、利用してみたくなりますね。
社会貢献としての側面
「おてつたび」は単なるマッチングサービスではありません。
地方の人手不足解消、若者の地域定住促進、観光資源の発掘など、さまざまな面で社会にインパクトを与えている取り組みです。
地域と関わりたいけれど、どう踏み出せばいいかわからない人にとって、「おてつたび」はちょうど良い入口になるのではないでしょうか。
働きながら旅行できるという自由さもあり、都会での暮らしに疲れた人にとっても魅力的な選択肢になるかもしれません。
起業家としてのスタンス
永岡里菜さんは、起業すること自体が目的だったわけではなく、「社会を良くしたい」という気持ちが先にあったようです。
ビジネスを通して社会課題を解決する。その手段として起業を選んだという話には、とても共感しました。
最近は「スタートアップ」や「資金調達」といったワードが目立ちますが、永岡里菜さんのように、地に足をつけて事業を続ける起業家は本当に貴重な存在だと感じます。
地元・三重県への想いが育んだ原点
大学進学を機に東京に出たものの、いつも心のどこかで故郷を思い出す瞬間があったそうです。
都会の便利さやスピード感も魅力的だけれど、それと引き換えに忘れられていく「人と人のつながり」や「土地の匂い」が、ふとした拍子に胸を突いてくる。
その感覚が、今のおてつたびのアイデアへとつながっていきます。
筆者自身も地方出身者として共感してしまいます。
都会の暮らしに慣れてしまうと、帰省したときの「おかえり」という言葉のあたたかさが、やけに心にしみることがあるんです。
そうした感覚に、永岡さんも似たような経験をしていたのかもしれません。
旅行業界での経験が転機に
実は大学卒業後、いきなり起業したわけではありません。
まずは旅行会社に就職し、法人営業などに携わる経験を積んでいます。
この時期が、後の「旅×労働」という独自のアイデアを形にする土台になったと語っています。
ただ旅行商品を売るだけでなく、「地域と人をつなぐ仕組み」がほしい。
観光という非日常の中に、ちょっとしたリアルを混ぜていくことで、単なる旅行以上の価値を生み出せるのではないか。
そんな問いかけを自身に重ねながら、日々働いていたそうです。
筆者はこの視点にとても惹かれました。
たとえば、ただ有名な観光地を回るだけの旅って、記憶に残りづらいですよね。
でも地元のおばあちゃんと一緒に農作業をした、とか、商店街で声をかけられた、とか。そういった「予想外」の体験こそ、旅の余韻として深く残るものです。
アイデアの萌芽とクラウドファンディング
起業前には、思いついたアイデアをブラッシュアップするために、スタートアップ関連のイベントに参加したり、他の起業家と意見交換をしたりする日々が続きました。
その中で、「おてつたび」というネーミングや仕組みがだんだん固まっていきます。
最初の一歩は、小さなクラウドファンディングでした。まだサービスの土台すら完成していない段階でしたが、「地域に行って、ちょっと手伝って、その土地を知る」というスタイルに共感した支援者が集まり、目標金額を達成。
ここから「おてつたび」は本格的に動き出しました。
筆者もクラファンをいくつか見たことがありますが、本当に「想い」が伝わるプロジェクトって、人を動かす力があるんだなと感じさせられます。
単なるビジネスプランではなく、未来にワクワクを感じさせるからこそ、支援したくなるのでしょう。
起業後の苦労とリアル
2018年に正式に起業。華々しく見えるスタートですが、実際は試行錯誤の連続だったそうです。
人手不足に悩む地域と、なにか体験したい若者たちをどうマッチングさせるか。
単に募集をかければ来るというものでもなく、仕組みづくりには本当に時間がかかりました。
特に初期は、地方自治体や宿泊業者、農家の方々に直接話を聞いて回る日々。
信頼関係のない状態で「こういう仕組みをやりたいんです」と語っても、なかなか協力してもらえなかったという話もあります。
このエピソードを読んで、ものすごくリアルな苦労が伝わってきました。
想いがあっても、地に足がついていないと動かせない。
頭の中の理想を、現場の課題とすり合わせながら形にしていくプロセスに、起業の本質があるように感じます。
おてつたびの魅力と広がり
現在、おてつたびは全国各地の宿泊施設や農業現場、飲食店などと提携し、利用者が地域に短期滞在しながら仕事体験ができる仕組みを提供しています。
移動や宿泊がセットになったプランもあり、手間なく始められるのが特長です。
単なるアルバイトではなく、地域の人との出会いや、暮らしを垣間見る体験ができる。
何気ない日常の風景が、旅先では特別な時間になる。
そんな声が利用者から多数寄せられており、リピーターも少なくありません。
筆者としても、子育てが一段落したら一度参加してみたいと思っています。
暮らしの延長に旅があるような、おてつたびの世界観には、なにか癒しのようなものすら感じるからです。
今後の展望と感じたこと
「おてつたび」はこれからも進化していくのでしょう。
最近では、地域の学校と連携した教育プログラムや、外国人旅行者への対応など、新しい試みもスタートしているそうです。
永岡さんの視野はとても広く、しかも地に足がついている。
これは地方創生に関わる人たちにとって、希望の光のような存在ではないかと思います。
今後の活動からも目が離せませんし、自分もいつか「おてつたび」に参加して、地域の魅力に触れてみたいと思いました。
学歴や経歴を通じて感じたのは、何を学んだかよりも、どう学んで、どう行動したかということの方が大切だということです。
そして、自分の原体験を大事にしている人の言葉やサービスには、自然と説得力がありますね。
永岡里菜さんのこれからにも注目していきたいです。
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